ImageFlux Live Streamingの料金プラン公開! 配信形態と課金体系についてわかりやすく解説
ImageFlux Live Streamingの料金が一般公開されました。
少し複雑な計算式であるため、これまではお問い合わせいただいたお客様に個別にご案内しておりましたが、今回試算ツールが完成し、一般公開できる運びとなりました。配信の画質や時間、人数を入力することで、自動で概算料金が表示されます。
今回はこの料金公開にあわせて、試算ツールだけでは伝わりにくいImageFlux Live Streamingの課金の仕組みについて詳しく解説していきます。
ImageFlux Live Streamingの配信方式
ImageFlux Live Streamingは、3つの配信方式に対応しています。
- WebRTC to WebRTC
- WebRTC to HLS
- RTMP to HLS
toの前が配信者がどのようなプロトコルで映像・音声をアップロードするか、toの後が視聴者がどのようなプロトコルでダウンロードするかを意味しています。
WebRTCは小規模な超低遅延配信(遅延時間0.5秒以下)、RTMPやHLSは大規模配信(遅延時間5秒程度)に適したプロトコルです。
どの配信方式を用いるかによって、課金体系が変わってきます。
WebRTC to WebRTC
WebRTC to WebRTCは、小規模な超低遅延配信に適した配信方式です。
この配信方式では、基本利用料、WebRTC利用料、WebRTC転送料の3種類が発生します。
基本利用料
基本利用料は一律で30,000円/月(税抜)発生します。
WebRTC利用料
WebRTC利用料は、月内に、同時間帯でWebRTC方式で接続した最大数(最大同時接続数)に1,500円(税抜)を乗じた額が課金されます。接続回数の合計ではなく、あくまで同時間帯の最大接続数であるところに注意が必要です。
例えば、通常1チャンネルに3人接続する利用形態で、月内に以下のような利用がなされた場合、
最も接続の多かった時間帯を基準として、1,500×9=13,500円がWebRTC利用料として請求されます。
WebRTC転送料
WebRTC転送料は、送受信したデータ容量に対して発生する料金です。1GiBあたり16円(税抜)発生します。
高画質で配信したり、長時間配信したりするとデータ容量が増え、その分料金が発生します。配信要件に応じた適切な設定値で、最適なコストに抑えることが肝要です。
以上が、WebRTC to WebRTCの課金体系です。同時接続数とデータ量に応じた従量課金、ということだけわかっていただければ大丈夫です。
なお、アーカイブ保存(録画)を有効にする場合は、その配信はHLS変換利用料が別途発生します。HLS変換利用料については、次に説明するWebRTC to HLSで説明します。
WebRTC to HLS
WebRTC to HLSは大規模配信に適した配信方式です。5秒程度の遅延時間を許容する代わりに、WebRTCでは実現できない大規模人数への配信を実現します。
配信者が動画・音声をアップロードするプロトコルはWebRTCのままなので、ブラウザから手軽に配信できるのも強みです。
この配信方式では、WebRTC to WebRTCで発生する料金に加え、HLS変換利用料、HLS転送料が発生します。
HLS変換利用料
HLS変換利用料は、WebRTC配信をHLS形式に変換した時間に対してかけられる料金です。1時間あたり160円(税抜)発生します。
「変換」に対する課金であるため、配信規模を問わず一定額に収まる特徴があります。WebRTC to WebRTCでアーカイブ保存(録画)を有効にする場合もHLS形式で保存しますので、この変換利用料は発生します。また、アダプティブビットレートによる配信(並行して複数の品質で配信すること)を行う場合は、その数に配信時間を乗じたHLS変換利用料が発生します。
なお、アーカイブ保存はチャンネル単位ではなく、sendまたはsendrecvの各ストリーム単位で行われるため、変換利用料もストリーム数に応じて発生します(recvonlyは対象外)。
HLS転送料
HLS転送料は、視聴者が受信したデータ容量に対して発生する料金です。1GiBあたり5円(税抜)発生します。
データ容量に基づくので、料金は視聴人数や配信時間、配信品質に比例します。WebRTC転送料に似ています。
WebRTC to HLSはブラウザから手軽に大規模配信ができる一方、上記のように計算式がやや複雑になります。特に配信時間については影響する変数が多いため、慎重に算出しましょう。
手軽さはWebRTCに劣るものの、基本利用料と純粋な転送量課金のみの配信方式も提供しています。それがRTMP to HLSです。
RTMP to HLS
RTMP to HLSは、WebRTC to HLS同様に大規模配信に適した配信方式です。異なるのは配信者がImageFlux Live Streamingに映像・音声をアップロードする際に用いるプロトコルが、RTMPになっているところです。
RTMPはその長い歴史から、動画配信のIngestで高シェアを誇っているプロトコルです。ブラウザからの配信はできませんが、OBSやFFmpegが標準で対応しており、良い意味で「枯れた」技術です。ImageFlux Live Streamingは、2026年3月から対応を開始しました。
長い歴史で蓄積された豊富なナレッジを活かして提供できるため、料金プランも簡潔な形でご提供できています。基本利用料の他に発生するのは、データ容量に基づくRTMP転送料、HLS転送料だけです。また、基本利用料に無料利用枠が含まれているため、一定規模までは定額で配信できるのも強みです。
RTMP転送料
配信者がImageFlux Live Streamingに映像・音声をアップロードする際に転送したデータ容量に基づく料金です。1GiBあたり16円(税抜)発生します。
基本利用料に200GiB分の利用枠が含まれているため、月内の総転送量が200GiBに収まれば、従量課金は発生しません。FHDで高ビットレートな配信をしても、50時間程度であれば基本利用料に収まる計算です。
HLS転送料
WebRTC to HLS同様の視聴者向けデータ転送料です。WebRTC to HLSと異なるのは、基本利用料に5,000GiB分の利用枠が含まれていることです。そのため、かなり割安に収めることが可能です。
ブラウザから配信できないという欠点はありますが、既存の配信機材や配信用のアプリケーションを活用することで、割安大規模配信が実現できるのがRTMP to HLSの強みです。
最適な配信方式を選択しよう
これまで見てきたように、インターネットのライブ配信には様々なプロトコルが存在します。
超低遅延な小規模配信を取るか、大規模配信を目指すか、また、ブラウザの手軽さを取るか、枯れた技術の安定性と価格を取るか。お客様の要件に応じた配信方式を採用できるよう、ImageFlux Live Streamingではこの3プランに対応しています。
| 配信方式 | 向いている用途 |
|---|---|
| WebRTC to WebRTC | 少人数・超低遅延 |
| WebRTC to HLS | ブラウザ配信・大規模配信 |
| RTMP to HLS | 既存配信設備活用・低コスト大規模配信 |
用途により適したプロトコルは大きく変わってきますので、要件に照らして検討する必要があります。
ImageFlux Live Streamingの料金体系の強み
ここまでImageFlux Live Streamingの料金体系について解説してきました。
他社サービスと比べた時の大きな特徴として、配信時間ではなくデータ転送料を主とした課金方式になっていることが挙げられます。
ライブ配信は、それすなわち生放送――実運用では不確定要素も多くなってきます。配信者・視聴者の帯域に応じて品質に変動があったり、当日の運営次第で配信時間に変動があったりします。そうした場合でも、データ転送料による課金であれば、従量課金を最小限に抑えることが可能です。「実際に見た/見せた」配信の質に忠実に連動する料金体系にすることで、お客様に納得いただけるようにご提供しています。
大まかな試算は、ImageFlux Live Streamingの料金ページで可能です。また、最大2か月の無料トライアルも提供しておりますので、ぜひ気軽に試してみてください。
ImageFluxチーム
さくらインターネットとピクシブで共同開発・提供している、クラウド画像変換サービス・ライブ配信エンジンサービス「ImageFlux」のチームです。